スケルトンリノベーションの醍醐味とも言えるキッチンの設計。
リノベに慣れている会社であれば的確なアドバイスをもらえますが、
一般的なリフォーム会社に相談すると「キッチンを動かすのは難しいですね」と言われてしまうこともしばしば。
  そんな疑問を解消すべく
  ” キッチンの配置を設計するうえでのポイント3つ “
  を図解しながら解説していきたいと思います。
  
 
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①PS(パイプスペース)がどこにあるか?
 
  図面のPSは「パイプスペース」の略で給排水設備の配管スペースです。
 マンションはこのPSが上下階で連続してつながっており、タテに給水管・排水管が通っていますのでPSの位置は動かすことができません。PSにはキッチン(図面下のPS)、洗面、お風呂、トイレ(図面上のPS)の配管がつながっているため、水まわりをどこまで動かせるかはPSの位置と密接に関係してきます。
 
②一番のポイントは給水管よりも”排水管”
 
  排水管は水がしっかり流れていくために適切な勾配をとらなければなりません。
そのためPSから離れるほど勾配をとるために床の高さが必要になってきます。つまり、PSから遠く離すことは物理的に可能ですが床に段差を設けてキッチンエリアを高くする必要がでてきます。その場合は天井の高さが低くなりますのでなるべくPSの近くでキッチン場所を考えるなど、何を大切にしたいのかを施工会社に相談しましょう。
 
③DS(ダクトスペース)の開口とルート
 
  レンジフードの排気は「DS=ダクトスペース」といわれる配管を通って外に排気されます。
PSと同じく上下階で連続しており煙と臭いを吸い込む機能面はもちろんのこと安全面も考慮して排気がスムーズにいくよう計画しなければなりません。また、ダクトルートはレンジフードをスタート地点として排気口のゴールと結ぶことで、どの梁またはどの構造壁を貫通しているかがわかります。貫通している梁・壁以外の梁・壁を越えることはマンションではできませんのでどの範囲でキッチンが動かせるかが決まってきます。ちなみに、ガスコンロではなくIHの場合はダクト不要なタイプのレンジフードを利用できるためダクトルートによってキッチン位置を制約されることがほとんど無くなります。
  
 
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  リノベーションでのキッチンの配置を設計するうえでのポイントはいかがだったでしょうか?
物件を決めるうえでも「どこにキッチンを置けるのか?」は大切だと思います。
  「詳細を聞いてみたい」というお客様はぜひ遊びにいらしてください。
  
  トウケンコウでは 「物件探し+リノベ」 も 「リノベのみ」 もご対応が可能です。
  リノベーションの専門家「リノベーションアドバイザー」もおりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
 
  
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