性能向上リノベのデザインアワードは「住宅の性能そのものの向上とデザイン性」の両輪が必要であり、一般的なデザインアワードと比較すると高度なプランニングとコストコントロールが求められます。その理由は、住宅性能の向上には断熱性能の髙いサッシの入れ替えや外壁や屋根の張り替えといった家の”構造部”にかかわるものが多いからです。構造部のリノベーションは当然多くのコストがかかるため、これらのコストを差し引いて残った予算のなかで髙いデザイン性を実現する必要があります。こういった理由から、一般的なデザインアワードに比べて難易度が髙いと言えるでしょう。
リノベーションはおしゃれな内装に目が行きがちですが、当社は住宅そのものの「安心・安全・快適性」という基本性能がしっかり備わっているものの上に「デザイン」が生かされると考えているた、そういった考え方や取り組みを評価いただけて大変光栄に思っております。
【性能向上リノベーションとは?】
断熱性能と耐震性能を三段階のレベルに分けて住宅の性能を向上させるリノベーションです。
断熱性能と耐震性能を数値化し、一定の性能を満たすリノベーションには
Ykkapが主導する性能向上リノベの会より改修グレードを示す「登録書(エビデンス)」が発行されます。
【断熱等級(※省エネ性能を表す指標)】
・ ブロンズ 省エネ基準 UA値=0.87(※新築義務化性能基準)
・ シルバー HEAT20-G1 UA値=0.56
・ ゴールド HEAT20-G2 UA値=0.46
【耐震等級(※地震への耐震性を表す指標)】
・ ブロンズ 耐震等級1 上部構造評点1.0以上(※新築義務化性能基準)
・ シルバー 耐震等級2 上部構造評点1.25〜1.5
・ ゴールド 耐震等級3 上部構造評点1.5以上
【お客様のメリット】
・ 一定の気温が保たれ一年中快適な住空間を得られる
・ 光熱費や保険のコスト削減
・ 補助金や税務的メリットの恩恵を受けられる
今後もトウケンコウではリノベーションが新築に変わる”もうひとつの安心な選択肢”になるように、中古住宅の課題でもある住宅性能を向上させる性能向上リノベーションに注力してまいります。社会的なキーワードでもある、サステナブル、SDGs、カーボンニュートラル社会に向けて、性能向上リノベーションという手段を用いて中古住宅の流通促進、長寿命化、脱炭素・省エネルギー化に貢献してまいります。
築年数の古い住宅を購入してリノベーションをご検討のお客様はぜひお問い合わせください。
<参考>
・ 2050年カーボンニュートラルの実現に向けた住宅・建築物の対策
・ 脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会